ポップアーティストの巨匠という枠組みに収まりきれない、アンディの素顔!率直な言葉で語られる口述日記はまさにたたみかけるかのよう。恋人からの電話を待ち、孤独が耐えられず泣きながら寝て、またパーティーへと繰り出す。往年のセレブたちも数々登場。ライザミネリ・ダイアナロス・ミックジャガー・ビアンカジャガー、リチャードギア、etc彼らの裏話も次々に暴露する恐るべしアンディ。シェールVSダイアナロス、バレンティノで7割引きを要求して断られるソフィアローレン、ジャクリーンは結構嫌な女・・・ 面白すぎ!
電話魔による口述日記。そのリラックスしきった駄弁りの雰囲気がうまく翻訳されているのがいい。毎日がパーティで有名人と会うという、ある意味で変化にとぼしい生活が淡々と続くのだが、時々、おやっという記述があり、たとえば、ニコと再会したときのもの。「ニコは老けて見え、太って悲しげだった。(中略)彼女に金をやりたかったが、あからさまにやるのははばかられたので、5百フラン札にサインして手渡した」。お礼のニコの返事がふるっている。「これは額に入れておかなくちゃ。使えるように、サインなしのをもう一枚くれない?」・・・。アンディはあげなかったようだ。